一村さんへの手紙 2018年4月

一村さん。
このような素晴らしい絵画等を残して下さり、本当にありがとうございます。
私は、この自分が生まれ育った奄美が大好きで、親から教えてもらった島唄を
一人でも多くの人に聴いてもらいたいとの想いから、日々練習しています。
一村さんの描いた、アダン、ゲットウ、コンロンカ、蝶、ブーゲンビリア等々、
改めて、島の植物、鳥等がいかにスバラシイかが、ひしひしと伝わってきます。
この奄美を誇らしく思います。
一村さんに心から感謝申し上げます。今後、私も島の伝統文化、自然を守り、伝えていきます。
やっとお会いできました。たしか昭和50年代か60年にかかる年かと思いますが、
千葉市立美術館で貴方の絵に出会いました。子供達がまだ学生でした。
東京からひとり展覧会に出かけて拝見しました。目を見開いて拝見しました。
今日86歳のおばあちゃんになりましたがやはり目を見開いて拝見しています。やはり素晴らしい。
まだ絵は続きますが楽しみです。再会できる絵もあるでしょうから。
有難うございました。
一村さん。
ここへ来させてくれてありがとう。
病気と向き合っている友人と元気になったら一緒に来ようねと約束していました。
残念ながら一緒に来ることはできなかったけど、彼女も側にいて「ほら見てごらん」と
つぶやいてる声が聴こえてくるようです。
奄美の自然と人に魅せられた今回の旅。そして一村さんから「自分を生きて表現する」ということを
強く感じましたよ。ありがとう。
私は今日、初めて一村さんのことを知りました。
そんな私でも、今日一村さんの作品を見てファンになりました。
私は特に一村さんの描く海が好きです。今にも静かで優しい波の音がきこえそうな感じの。
まだ14の私をもひきこんでしまう貴方の絵は素晴らしいです。
私は絵を描くのが好きなので、これからは一村さんの細かいタッチを見習って
たくさん絵を描こうと思います。素敵な絵をありがとうございます。
奄美から小学校時代転校してきた友人がいて、一度来てみたく、念願叶い、来島しました。
ガイドブックで一村さんを知り、たまたまTVでも放映していて入館してみたら大感激でした。
どの作品も心にしみ入りましたが、「秋晴れ」はとても感銘を受けました。
立ち止まって眺め続け、しばらくその絵の前から離れられませんでした。
どの絵も優しく温かく一村さんのお人柄がしのばれました。
素晴らしい作品とのひととき、奄美に来て良かったです。ありがとうございました。