一村さんへの手紙 2019年7月

鳥の絵やしぜんの絵のさまざまなうごきや、色やとくちょうがうかんでくるようなすばらしい絵だと思います。
じっくり見るともっといろいろなものが見えてくるような気がします。
私も絵がすきなので、もっといろいろな絵をかいていきたいと思いました。
一村さんは、小さいころから絵をかいていてすてきですね。
私の心にのこる絵がたくさんありました。
一村さん、こんにちわ!今回義母の米寿と私の還暦祝いとして、家族4世代8人で初めて奄美の地を訪れました。
台風が心配される中、雨に降られることもなく、旅行最終日の今日は晴天に恵まれ有り難く思います。
一村先生の絵画はとても繊細で色使いが大好きです。亡くなった父も画家になりたかったそうです。
私も小さい時から絵が大好きで、美術はいつも5でした。60才を越え、これから趣味でまた絵画を勉強したいと思わせて頂きました。
レプリカですが先生の絵を買って連れて帰りたいと思います。
本日は、本当にありがとうございました。
初めて奄美に来れました。珍しい植物や鳥たちに触れて…
でも、あなたの描かれた奄美のそれらは本物よりも、ずっとず~っと奄美そのものでした。
次に訪れたときにまた、奄美を感じたいです。
ありがとうございました。
絵を描く情熱を貫いた一村さん。
生活は苦しくても美へのあくなき追求は、後生の私達へのすばらしい贈り物となりました。
奄美の方々は一村さんを大切にし、作品をこのような立派な形に保存して美術館を造りました。
貴方の残した作品たちは、あなた亡き後もずっと大切にされ、さらに後の人々に鑑賞されるでしょう。
まだ田中一村画伯が、NHKテレビの日曜美術館や佐川美術館に展示されるず~っと前から、奄美で晩年を過ごし、自分の信念を貫いた制作活動と多くの人々に
素晴らしい感動を与える程の作品をたくさん残して下さったことは、今では奄美観光になくてはならない財産になっているようです。
内地の各地から、田中一村の絵を見る目的で来島し、心が洗われる程の安らぎと感銘を感じ、心穏やかな気持ちで現実の生活へ戻っていく人々の多いことでしょう。
私のその中の一人ですが、奄美へ来たら必ず時間を作って奄美パーク内の田中一村記念美術館まで足を運ぶことが楽しみの一つです。
毎回すてきな作品ありがとう!!