前原口説(メーバルクドゥキ)

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【しまうたと伝統芸能】

概要

徳之島は今も闘牛がさかんです。歌はおよそ300年ほど昔にあった名勝負を歌っています。当時、島は薩摩藩に支配されていましたが、8月15日の炎天下、亀津は前浜の取組で検福村に住む前原坊のやせ牛が、役人アジ島主の応援する麦穂牛に勝ち、観客を驚かせたのでした。おそらく、貧しい生活を強いられていた農民にとってそれは希望の光ともいえる出来事だったのではないでしょうか。子々孫々歌いつがれてきたこの口説からは、勝利に酔いしれる、そんな島の人たちの乱舞、歓喜、大喝采が聴こえてくるようです。

歌詞

島ぬ太(ふて) さや徳之島
村ぐゎの 清(きょ)らさや 亀津(かむじ)村
村ぐゎの はい散(ち)り処(どぅ)や 検福(きんぶく)村
検福前原坊(みーはるぼう)や 牛好きん人(ちゅ)

喰(か)ましゅる草や 選び刈りし
味噌(みしゅ)塩(ましゅ)うちくで 切り喰まち
太陽(てぃだ)の上がる如(ぐと) 肉(しし)ぐゎ盛(む)らち
太陽(てぃだ)の下がる如 肉くゎ垂(た)らち

前原牛ぐゎの 形(かた)ぐゎ清らさ
兄(しだ)の仲信(なかのぶ)坊や草刈りど
弟(うっと)の豊兼(とよかね)坊や 牛ぐゎ浴(あみ)し
妹(うなり)の鶴千代(つるちよ)や 牛賄ね

※以下の歌詞と反復部分省略

歌意

島の大きいのは徳之島
村のきれいなのは亀津村
村の散りじりになっているのは検福村
検福前原坊は牛が好きな人

食べさせる草は選んで刈って
それに味噌や塩を入れて 切って食べさせ
牛は太陽が上がるように肉が盛りあがり
太陽が沈むように肉が垂れ

前原牛は形がきれい
兄の仲信坊は草刈りし
弟の豊兼坊は牛を水浴びさせ
妹の鶴千代は牛の賄いをする

お問い合わせ

徳之島町役場 0997-82-1111

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