一村さんへの手紙 2024年12月

30年くらい前に,ある会社のカレンダーで,田中一村さんの絵を初めて見て,
一瞬で魅了されました。奄美に美術館が出来たことをTVで見て知り,
ずっと奄美を訪れたいと思っていましたが,2019年にやっと来島することが出来ました。
以来,奄美が大好きになり,何度も来島を重ねる中で,奄美に住みたいと思うようになりました。
来年には移住する予定です。
一村さんが私を奄美に導いて下さったような気がして,先日終焉の家に行ってお礼を伝えてきました。
これからも,ここに来て絵を眺め続けます。
一村さん、はじめまして。私は一緒になった夫が美術館めぐりが好きで,つられてアートが好きになりました。
日本画をゆっくり見る機会はそこまでなく,あるネットの記事に一村さんの絵が東京で展示されるとあがっており,
それを見て,心が大きくときめきました。一村さんの絵を見たい。その想いで東京に行きました。
一村さんの細かくて繊細で植物を”美しい”と強く感じる絵に強く感動いたしました。そして翌々月,ここ,
奄美の美術館へ来ました。すいこまれるような絵に最高の余白のバランスに奥行き。
一村さんの美しいと感じる瞬間を共有できているかと思うと嬉しいです。
今日が誕生日の私。連れてきてくれた主人に感謝です。奄美の美しさを味わってきます。
初めて絵を拝見したのが東京都美術館での企画展でした。その時に魅了されこの度奄美大島にやってきました。
今日は大好きな妻の誕生日で,田中様の絵を嬉しそうに見ている妻と,素敵な絵の両方の景色が
忘れられないものになりました。田中様の絵を見て初めて,枯れた葉や色がすれてきた花を美しいと思いました。
実物の植物を見る時に枯れ葉や朽ちた花にも焦点を当てて見てみようと思えています。
後世に残る絵を描いて下さって本当に感謝申し上げます。ありがとうございました。
また田中様の絵に触れる機会を楽しみに毎日頑張ります。乱文乱筆失礼致します。
令和の世の中は,コロナや中東戦争、政治不信や地球温暖化など想像も出来ない時代になってしまいましたよ。
ココ奄美も”ソテツ”が害虫によって絶滅の危機を迎えています。
一村さんの描いたソテツを守るために私達は何ができるのかな・・・
フィンランドから来てとてもよかったです。こんなにいい絵がたくさんあってすばらしかったです。
フィンランドでもとてもゆうめいです。
これからもがんばります。ありがとう。