一村さんへの手紙 2024年9月

縁あって一村さんの絵は以前から関心ありました。
私は絵心はありませんが,一度は訪れたいという願いがかないました。
さらに又,一村さんの絵のすばらしさをまのあたりにして感じ,
幸せだと思います。ありがとうございました。
82歳の独り旅で,はじめてあまみ諸島を訪問し,心打たれました。
(自然やその他の都会にはない魅力)今度は,元気であることを願って
船でもう一度来てみたいです。
ひたすらに,自らよしとするものを描き続けた生涯。
その作品にいま,ここでめぐりあえる幸せを感じました。
一村さん,ありがとう。
きっと,一村さんの心が一番素直になれて自分も知らない自分らしさを
感じることができたのがこの地,奄美だったのではないでしょうか。
私も自分の心やキモチ,感情が一番健やかに晴れる自分らしく居られる場所を求めて旅します!
自分が一番自分らしく健やかに心地よく過ごせる場所。
9月11日,本日は奇しくも一村さんの命日に訪れました。
残念ながら奄美での作品は東京の方へ移されており,真筆は見られませんでしたが,
スケッチや奄美移住前の絵画なと,奄美時代につながっていく作品たちを見ることができました。
昔から自然を描いてきた一村さんが,多種多様な動植物に溢れる奄美に移られたのは
予め決められていたのかな・・・と思ったり・・・。
自分の心ゆくままに描き続けた姿勢に心打たれました。戻ったら,奄美の風景を回想させながら
東京での個展を鑑賞したいと思います。
奄美大島を知ったきっかけは貴方です。旅行で訪れ,今は移住して3年です。
大都会を離れ,島暮らしは良い時もあれば落ち込むこともあります。
そんな時は原点である一村美術館に来て初心に戻ったり,感情の整理をしています。
毎回新しい発見と気付きと楽しさを見つけて,又島暮らしを頑張ろうという気持ちに
させてくれます。3年目で開業もして,お客様に田中一村様の話を肴に乾杯しています。