一村さんへの手紙 2025年2月

あなたの絵を見て,私は墨絵をやり始めました。一枚一枚,丁寧に描かれ心が動きました。
これからも,一生懸命に描いていきます。ありがとうございました。
私は,一保育士で,農業していました。これからも育てた野菜や自然を自分なりに絵手紙や
墨絵で表現していきます。心から,ありがとうございました。
奄美パークが出来た頃から恐らく何度かは訪れていたかと思います。
子供だったのもあり,当時は貴方の良さが残念ながらわかりませんでした。
色んな機会のめぐり合わせで「田中一村」という人の作品,人生を知ることができ,
改めて貴方のすごさに感銘を受けました。
奄美を描いて下さって本当にありがとうございました。奄美は好きだったけど,
貴方のおかげでさらにさらに大好きになりました。島の自然がこれkらも在り続けられるように。
私もできることをやっていきたいと思います!
酒ビンのデザインを見てひとめぼれし,岡田美術館,上野美術館へ行き,
そしてとうとうこの一村美術館まで来てしまいました。
奄美に来る目的はここに来る事一択です。
一村さんが晩年過ごしたこの奄美がどんなところかぜひ見てみたかったんです。
できれば,一村さんが生きていらっしゃる間にこんなファンがたくさんいる事を
お知らせしたかったです。
私は芸術大学通信日本画コースを卒業することができました。
京都のえき美術館で展示をしていたのを見に行った事があり,卒制のため余裕がなく,
東京での展示には行けませんでしたが,卒業旅行でこちらに伺うことができました。
そして年齢も同じく一村さんが奄美にきた時と同じ50歳!
本当に何か縁があると思っています。
制作で悩んでいた時,一村さんの作品から私の悩みが解決できたんです。
荒い絵具の使い方、それは私の卒業制作に生かされています。
ありがとう,会いに来れてよかった。また関西で展示会してください。
「死ぬ前に行きたい美術館」の一つがここでした。
念願叶ってとても嬉しいです。
一村さんブームで来場者も増えて嬉しく思います。
これからも,よい作品を末永く提供してほしいと思います。