一村さんへの手紙 2016年9月

 友人につれられここに来るまで、奄美の何も知りませんでした。
そして、埋もれていたような画家一村さんのことも・・・
 世の中にはまだまだ、私の知らないことがこんなにあるのだと
思い知らされました。
 今ある与えられた環境の中で力強く生きる力を絵の中に感じ、
自然の息づく様がとても新鮮でした。
 生前はあまり恵まれなかった様ですが、
この様な素晴らしい美術館を作ってもらい
さぞ喜ばれていることでしょう。とても素晴らしかったです。
素敵な絵ばかりでした。
 日曜美術館で『田中一村』さんを知り、いつか必ず
お目にかかりたいと切に願っておりました。
 信念をつらぬかれる生き方、絵に向かわれるお姿、
 全てに感動、感動、涙が止まりませんでした。
本当に本当にありがとうございました。
絵の大好きな友人にも図録求めて帰りたいと思います。
 一村さんが有屋に住んでいた時に小学生でした。
ハダカでパンツ一枚で畑を耕していたのを、覚えています。
写真を見て、懐かしく思い出しました。
 初めて奄美を訪れました。一村さんの絵から見受けられる素直さに
心を動かされました。色づかい、シルエット、麦一粒一粒の表現。
 私も下手くそながらもう一度この目で見たものを紙の上に残したいと
思えることが出来ました。
 人生、素直に自分らしく生きたもん勝ちですね。
すてきな作品を、どうもありがとうございました。
また足を運びたいと思います!