一村さんへの手紙 2017年4月

 一村さんに会いたくて、又大阪から来ました。
あなたの本を読み絵を拝見して、生涯を通しての
絵に対する情熱、哲学者にも似た生き方に、
ただただ素晴らしいでは言い表せません。
 あなたの生き方は、人々の人生観を変える
きっかけになることと思います。
 一村さんに出会えてありがとう。
 二度目の来館です。衝撃的な一度目に増して、
さらに深い思いに至る出会いでした。
「私」に向き合い続け、良心のみが生きる価値と言い切る田中一村に
改めて私が問われているそんな気のする時間です。
 自然を切り取る精巧な筆さばきの一方で、たおやかな空気に
委ねた温かな眼差しがにじむ田園、農村風景の対比が一村の
柔らかさと緊張を読み取れ、納得の時を過ごさせてもらいました。
「白い花」は奄美での作品かと思いましたが、千葉だったのですね。
ヤマボウシとトラツグミ。又、来ます。
 久しぶりに来ました。
田中一村様の絵を観察して懐かしく思い出しています。
 私は田中一村様の近くに住んでいました。
いつも朝早く家の前を歩いてらっしゃった姿を懐かしく思います。
 これからも私たちをお守りください。
 一村さん
初めて奄美に来ました。
又、一村さんの歴史・絵画を、これまた初めて観ました。知りました。
文化・芸術に触れられて光栄です。
 一村さん、あなたはとてもすばらしい人ですね。
パワフルな絵の中にはものすごく繊細な鳥や花が描かれ
一気に吸い込まれるようです。日本画ならではの筆の使い方が
とても感じられました。絵具の使い方が大胆で一つ一つがずっと
観ていられるような作品でした。私も頑張って手法を盗んで描きたいです。