一村さんへの手紙 2018年12月

ぼくは一村さんのふじず(藤図)がすごいとおもいました。
なぜならこまかいところまでていねいにかいていたところです。
一村さんの作品にお逢いしたいと思ってから、約10年経ってやっとここに来ることができました。
今まで図録でしか観ることができなかった作品。私はとくに「白い花」が大好きです。
一昨日、奄美に初上陸し、2時間ほど滞在し、昨日は金作原原生林へ行ってきました。
実物の不喰芋、ヒカゲヘゴ、サクラツツジの花も観ることができ、今日再来館して、描かれている植物を更に身近に感じながら作品を拝見しています。
今日の午後、帰路につきます。またいつかお逢いできる日まで。ありがとうございました。
日曜美術館で一村さんを知りました。本も3冊ほど読み涙が止まりませんでした。
私の亡父と同じ命日なので、一村さんのお墓参りは、その日は出来ないのが残念です。
画を観ながら、当時の一村さんの境遇などを思い胸がしめつけられます。
思い切って奄美に来て、本当に良かったと思います。
できることなら「移住」してみたい、などチラッと考えたり…。
やっと一村さんに会いに来ることができました。>才能があるが故の苦しさがあったのでしょう。
一つ一つの絵を心に刻みながら観て、あの世に行くときには貸して下さいね。
昨日で私も70才。この日を忘れず、生きられるだけ生きます。
二十年余り前からの大ファンです。テレビ新聞で目にする度に作品を見たくて先月箱根の岡田美術館に行きまして、今回はクラブツーリズムのツアーに飛びつき、
今日の日を指折り数えておりました。友人3人で参り、夢が叶いました。
日本画家の中で、一番すばらしいと思いました。もう少し長生きしてほしかったと思いました。
でも巡り会えて本当によかったです。改めてすばらしさを知り、涙がでました。