一村さんへの手紙 2021年4月

18さいですごく上手な、えをかいていて、すごくかんどうしました。

奄美にどうしてもきたかったのは、一村さんの本物の絵を見たかったのと

住んでいた奄美の自然に触れたかったから。

ルソーより、植物を描かせたら世界一だと思う。

画集はあるけれど、並んだ枇榔樹の絵をはじめ9枚は圧巻です。

住まいの方にも寄りたいと思います。

あなたがすべての”イノチ”に対して”え”に対して向かいあっている状態を作品からまるで

シャワーをうけているように浴びせられました。

もっと絵を描く時間があったら、作品はどうであっただろう。

時代に認められない作品であるということが、どう作家への精神に影響しているのか

現代に生まれたらどんな作品を描いただろうか。

ここで作品に出逢えて感謝しています。また会いましょう。

一村さんのアダンの「アダンの海辺」にほれて帯に「アダンの海辺」を描いてもらいました!

とってもステキな帯に仕上がりました。

合わせる着物はもちろん大島紬です!

勝負着物のひとつです!

十数年前、大阪のデパートで初めて拝見した時、感激しました。

同行した娘とパリのギメ博物館で展覧したらいいのにね、と話しました。

もっと知られてよい作家だと思います。

念願かなって貴館に来れたこと嬉しいです。

奄美に来たのはこちらに伺うことが、第一の目的でした。

先生 やっとここまで脚を運び作品をひざまついて拝見させていただきました。

田中先生の直筆の看板に胸をしめつけられ、書を少したしなめておりましたので、

てん刻も生き生きし私に勇気を与えてくださいました。

心から御礼申し上げます。再度訪れさせていただきます。 感謝