一村さんへの手紙 2021年7月

久しぶりに美術館に来てみて、一村さんの絵をじっくり見たのは初めてです。

ひとつひとつ細かい部分まで丁寧に描かれておりすごくびっくりしました。

写真かと思うくらいリアルな絵もあり、改めて一村さんのすごさを感じることができました。とても良かったです。

 

御縁を賜り、本日一村さんの作品に触れることができ、「豊かな奄美の自然の美しさ」を異なる視点で感じました。

居住地を少し離れ、時空を越えてぼんやりと「今、ここ」にある作品を見つめる幸せを頂きました。

深く感謝御礼申し上げます。

奄美大島の豊かさが今後も末永く続きますように…。

様々な技法を取り入れて描かれたとても素敵な作品でした。

写実の中の抽象、ベタな塗り方に繊細な筆はこび。

陰影を大胆にほどこしたかと思うと淡く緩やかに色をのせる。

現代美術的な美しさもあり、既存の大切さも兼ね揃える。

とても楽しめました。

ありがとうございました。

 

奄美を題材にしているので、一度はみたいと思っていました。

奄美育ちですが、絵を通してみる景色も、どこか違っている様な、心がおだやかになるようでした。

今回は、小学生の娘との見学でした。娘がもう少し大きくなった頃に、もう一度来てみたいと思います。

作品のイメージが赤、緑等原色のような”南国”と思っていましたが、肖像画が多数ある事に少し驚きました。

中には近年発見されたとの事、奄美の人たちに慕われていたのが、分かった様な気がしました。

 

二回目の来館です。

昨年7月奄美を訪れたきっかけが、雑誌で一村さんの絵に出会ったことでした。

是非奄美で一村さんの絵に会いたいと思い思い切ってやってきました。

ゆっくり見させて頂いたつもりが、帰ったら又どうしても見てみたい思いにかられ、

一年後の今回、娘、孫と共に又奄美のこの美術館に一村さんに会いに来ました。

全国で展覧会が開催され見に行きましたが、私は、この奄美で見る一村さんの絵が大好きです。

この空と海と風全てが一村さんを感じられるものだからかもしれません。

又会いに来ますね。