一村さんへの手紙 2023年1月

とってもきれいなえでうつくしかったです。
また、えをみたいです。
田中一村記ねんびじゅつかんにくるまえに、田中一村の家に行きました。
その家で亡くなられたと考えると心がいたみます。
田中一村さんのことを次の世代につたえていかないと、と思いました。
妹が一村先生の絵が大好きで、私が奄美で一ヶ月働くことを知ると「絶対行け」と言ってたので来ました。
もちろん、一村先生の作品は他の場所でも拝見していて、いつも画力に圧倒されていました。
私が奄美に来て一週間、島内の様々なところで見てきた自然は、一村先生の絵でみるとますます迫力があります。
今までは「南国っぽいなー」と思っていたけれど、奄美の自然に触れたあとに観るとより「リアルだなぁ」と思いました。
大島紬の染色工をしていたのは知らなかったので、これから大島紬も勉強してきますね。
いつか、妹も来られますように。
夫の転勤で、一年間という短い間でしたが、奄美大島に住むことが出来ました。
観光旅行で来るのとは違い、実際に住んでみると、奄美大島の気候や自然の風景や鳥などの動物など、
いろんな事を感じることができました。そのどれも、本当に美しくて、感動するものばかりでした。
きっと一村さんも、そう感じたのだろうと強く思いました。
私に一村さんのような絵を描く才能があったら、今の奄美大島を描けるのになぁ…と才能の無さに残念です。
雨の多い奄美大島のどこかものさみし気な雰囲気が本当に大好きです。
夏のキラキラな絵も好きですが、一村さんの人生も相まって、少し心が締め付けられる色使いに、いろんな事を感じさせられます。
また転勤で奄美大島を離れますが、また必ず戻ってきます。
その日まで、一村さんの素晴らしい絵たち、待っていてくださいね!本当にありがとうございました。
まず、館内に入った所で、目をきらきらさせた一村さんの写真が、目に飛びこんできました。
田中一村記念美術館が奄美にあるのも、一村さんが奄美に来てくれたおかげです。ありがとうございます。
私はこの様な日本画を見て、忍冬の尾長の絵に感動しました。
全体の緑の色使いがとても素晴らしいと思いました。
建物もゆとりを感じさせます。
何より天井が高く、和紙の照明が実に良い。
静寂の空間で、癒やされる時間を過ごせました。