一村さんへの手紙 2022年10月

私は、一村さんが10才の時に書いたはまぐりの絵にひかれました。
「同じ年れいなのにこんなに上手にかけるんだ。すごいなぁ!!」とびっくりしました。
15才や19才という若い年れいで大きいはく力のある絵をかいていたので感心しました。
そして海の絵では「写真?!」と思うほど「波の表現が上手いなぁ~」と思いました。
初めて奄美大島に来ました。自然も、人も美しい場所でした。
ヤシの木の葉一本一本が風になびいている様子が繊細に感じられました。
自分の信じることを、命、魂をかけて続けていく。
絵は静けさを感じますが同時に一村さんの信念のエネルギーはとても熱いです。
この世に絵を残していただきありがとうございます。
高校生の頃予備校で初めて画集を見てからずっと一番好きな画家です。
奄美は遠くてなかなか来ることができず、20年ごしになってしまいましたが、やっと本物の一村さんの絵に会うことができました。
細部までこだわりぬいてかかれた一枚一枚にとてつもない迫力があり、いつまでも見ていられます。
プリントとは全然ちがいました!!!今の時代まで保存して下さって本当にありがとう。
私では死ぬまでに追いつくことはできないでしょうが、一村さんのように好きなものをけんめいに描いていこうと思います。
美しい絵をありがとう。子供の頃からずっと支えです。
一村様
写真やテレビで見ると何かさわがしい絵のように感じましたが、実物は全くちがいました。
水をうったようにシーーーンとしていました。
この静寂…すばらしい絵です。心がなぐさめられます。
一村本当にありがとう!絵のために命をもやしてくれてこんなにすばらしい作品を残してくれて。
奄美に来たら必ず一村の絵を見に来たいです。
秋がテーマでしたね。うっとりしながら見ました。また別の季節の一村を見るのをたのしみにしています。
一村さんの生まれ故郷より参りました。
以前、新聞記事で一村さんと奄美の事を少しだけ見た覚えがあり、本日たまたま観光で来ましたのでびっくりしました。
同郷でありながら詳しいことを知らず失礼致しました。
本日はゆっくり勉強させて頂き、奄美の美しい自然も堪能して帰りたいと思います。
一村さん、本日は美しく立派な絵画をありがとう!
念願叶って、一村の描いた奄美の地を訪れ、その作品と共に一日、ゆっくりとこの美術館を訪れ過ごすことが出来ました。
昨日は終焉の家も訪れ、たった11日の終の棲家に胸熱くなりました。
一村を知ったのは、ほんの4.5年前です。生の作品を観るチャンスに恵まれず、本を読んだり、
千葉市美術館で図録を買ったりで、いつか奄美の自然の中で美術館を訪れるのが夢でした。
10歳の時の貝を描いた作品にまず圧倒され、南画を描いてゆこうとした時期の作品の墨跡の素晴らしさ、
文字の美しさも素晴らしく、後の作品の中にも黒のタッチがものすごく絵を引き立てていることを発見し、
丁寧で、微に至るまでの精緻に満ちたタッチ。あまつ所なく表現されている奄美の自然の美しさと
独特な美意識に裏付けされた、ストイックなまでのこだわりから生まれた、命を削った作品の数々。来て、観て、良かったです。
館内の椅子、テーブルの木工細工の素晴らしさと心地良さにも感謝です!