一村さんへの手紙 2013年11月

一村さん。あなたの描いた絵を観させてもらいました。
すばらしい作品に感銘しました。
まさしく,日本のゴーギャンですね。
こんなえははじめてみました。
またいろいろなえをかいてください。ぼくはえがへただけど,
このえはあまみおおしまでしかみられないので,いっぱいみて
べんきょうになりました。
37年ぶり奄美への再訪に,先ず,一村さんに会いたくて
念願かないました。映画でも,日本のゴーギャンと言われ,
初めて観た絵に感動!
やはり,あなたの絵はすばらしい!
37年前,主人と新婚旅行に訪れた時は,どこもここもひなびて,
素朴で,一村さんの事も全く知りませんでした。
日本にもこんなすばらしい画家さんがいたなんて,ゴーギャン以上
でしょう。ありがとう。
また37年ぶりに,主人と訪れる事ができた喜びに筆をとりました。
一村さん
やっとお逢いすることが出来ました。島根県の国から貴男にお逢いする
ことが出来て,感無量です。
ここに足をふみ入れる事が出来ました事,家族皆に感謝の気持ちです。
貴男がお姉様を思う様に,私も貴男にお逢い出来ます日々をどんなに
まち焦がれた事でしょう。涙がとまりませんでしたよ。
感動こそ私の人生だと思います。夢の中で貴男にお逢い出来ます様に。
一村さん 心よりありがとう。
一村さんは絵をきれいに書くことができるという才能があり,元気の
ない人を元気にすることができる力もあるので,すごいと思います。
それに,たくさんの美術品ともいわれる絵をいっぱい書いたので,
さらにすごいと思います。
どの作品も,日本画のイメージとはかけ離れた,自然界の一部を
切り取った様な,生命の世界を感じて心打たれました。
特に,鳥・蝶・花に対する深い愛情に満ちていますね。
色彩の鮮やかさも素晴らしかったです。
絵を見ていると涙が出てきました。
介護を最後まで看取り,やっと念願の一村美術館に来ました。
これらの絵に出会えた幸運に感謝します。
感動的な偉業と,守って下さる美術館に感謝します。